ミニ・レビュー
1987年にウィーンで生まれたヴァイオリニスト。それがダニエル・アウナー。これはそんな彼のデビュー盤だ。技巧的な小品にイザイのソナタという構成であり、自らの音楽的な対応力の多様さをアピールするかのよう。とはいえそこにあるのは、年に似合わぬ洗練された感性と音楽作り。
収録曲
01プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ (クライスラー)
02カンタービレ ニ長調op.17 (パガニーニ)
0324の奇想曲〜第17番op.1-17 (パガニーニ)
04子どもの夢op.14 (イザイ)
05中国の太鼓op.3 (クライスラー)
06無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調op.27-3「バラード」 (イザイ)
07「スペイン舞曲集」op.22〜アンダルシアのロマンスop.22-1 (サラサーテ)
08レチタティーヴォとスケルツォ=カプリースop.6 (クライスラー)
09タルティーニの様式による、コレッリの主題にもとづく変奏曲 (クライスラー)
1024の奇想曲〜第24番op.1-24 (パガニーニ)
11ウィーン奇想曲op.2 (クライスラー)
12序奏とタランテッラop.43 (サラサーテ)
演奏
ダニエル・アウナー(VN) (1)(2)(4)(5)(7)(9)(11)(12)イリーナ・アウナー(P)