ミニ・レビュー
86年、小澤征爾の「エレクトラ」でデビュー。以来、長いキャリアを誇る中丸三千繪のベスト盤。名オペラ・アリアから映画音楽まで、幅広い選曲がファンには嬉しい。とはいえ、押しが強く存在感あふれる唱法の彼女だけに、ドラマティックなヒロインのアリアが似合う。
ガイドコメント
日本を代表するソプラノのひとり、中丸三千繪のベスト・アルバム。86年発表の「エレクトラ」でのデビュー以来、マリア・カラス・コンクールでの優勝をきっかけに世界の舞台で活躍してきた中丸の集大成的一枚だ。
収録曲
01歌劇「トスカ」〜歌に生き、愛に生き (プッチーニ)
02歌劇「蝶々夫人」〜ある晴れた日に (プッチーニ)
03歌劇「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん (プッチーニ)
04歌劇「ラ・ボエーム」〜さようなら、あなたの愛の呼ぶ声に (ミミの別れ) (プッチーニ)
05歌劇「マノン」〜さようなら、私たちの小さなテーブルよ (マスネ)
06歌劇「椿姫」〜さようなら、過ぎ去った日よ (ヴェルディ)
07歌劇「イル・トロヴァトーレ」〜恋はバラ色の翼に乗って (ヴェルディ)
08歌劇「ルサルカ」〜月によせる歌 (ドヴォルザーク)
09歌劇「セルセ」〜オンブラ・マイ・フ (ヘンデル)
10ジュ・トゥ・ヴー (サティ)
11歌劇「ロメオとジュリエット」〜私は夢に生きたい (グノー)
12ここはすばらしいop.21-7 (ラフマニノフ/ハッチンソン編)
13私に静けさを (返したまえ、私に平安を) (トスティ)
14「レクイエム」〜ピエ・イエス (ロイド・ウェッバー)
15アヴェ・マリア (シューベルト)
16映画「ニュー・シネマ・パラダイス」〜チネマ・パラディーゾ (モリコーネ)
17鳥の歌 (カザルス/ヘイゼル編)
18別れの曲 (ショパン/服部克久編)
19歌劇「ノルマ」〜清らかな女神よ (ベルリーニ)