ミニ・レビュー
前半はシュトラウス指揮だが、出てくる音はまったくの本場風。ブラインド・テストをしたら、多くの人がウィーンの団体と答えそうだ。後半のフィードラー指揮の曲目も素晴らしく生き生きとしており、爽快。昔の日本のオケは下手だったという先入観をも覆す。
ガイドコメント
指揮のエドゥアルド(2世)は、ヨハン・シュトラウス2世の弟・エドゥアルド(1世)の孫。生前はシュトラウス一家の末裔として活躍し人気もあったが、現役盤はほとんど存在しないだけに、ファンには嬉しい一枚だ。
収録曲
01テープは切られた (エドゥアルト・シュトラウス)
02天体の音楽 (ヨーゼフ・シュトラウス)
03オーロラ舞踏会 (ヨハン・シュトラウス2世)
04美しく青きドナウ (ヨハン・シュトラウス2世)
05雷鳴と電光 (ヨハン・シュトラウス2世)
06ドナウ河のさざなみ (イヴァノヴィチ)
07「パリの歓び」〜序曲 (オッフェンバック)
08「パリの歓び」〜第1曲「アレグロ・ブリランテ」 (オッフェンバック)
09「パリの歓び」〜第2曲「ポルカ」 (オッフェンバック)
10「パリの歓び」〜第6曲「ブラジル人の踊り」 (オッフェンバック)
11「パリの歓び」〜第8曲「ワルツ・レント」 (オッフェンバック)
12「パリの歓び」〜第9曲「行進曲」 (オッフェンバック)
13「パリの歓び」〜第16曲「カンカン」 (オッフェンバック)
14「パリの歓び」〜第22曲「ヴィーヴォ」 (オッフェンバック)
演奏
(1)〜(5)エドゥアルド・シュトラウス,(6)〜(14)アーサー・フィードラー指揮 東京交響楽団
録音
(1)〜(5)58.8 (6)〜(14)61.11