ミニ・レビュー
絶好調のアルミンクが若い俊英たちの才気を吸い寄せて開花させている。80年代、90年代生まれの若手を独奏者に立て、サン=サーンスの協奏曲的作品を演奏させた絢爛たる競演アルバムである。曲種も多彩で各々の個性と持ち味が全開しており、それぞれが聴きものになっているのも妙所。
収録曲
サン=サーンス:
[Disc 1]
01ヴァイオリン協奏曲第1番イ長調op.20
02ヴァイオリン協奏曲第2番ハ長調op.58
03ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調op.61
[Disc 2]
01序奏とロンド・カプリチョーゾ イ短調op.28〜ヴァイオリンと管弦楽のための
02ロマンス変ニ長調op.37〜フルートまたはヴァイオリンと管弦楽のための
03オラトリオ「洪水」op.45:前奏曲〜ヴァイオリンと弦楽合奏のための
04ロマンス ハ長調op.48〜ヴァイオリンと管弦楽のための
05ワルツの形式による練習曲op.52-6 (イザイによるヴァイオリンと管弦楽版)
06演奏会用小品 (協奏的断章)イ短調op.62〜ヴァイオリンと管弦楽のための
07アヴァネーズ (ハバネラ)op.83〜ヴァイオリンと管弦楽のための
08アンダルシア風奇想曲o.122〜ヴァイオリンと管弦楽のための
09アレグロ・アパッショナート ロ短調op.43〜チェロと管弦楽のための
[Disc 3]
01チェロ協奏曲第1番イ短調op.33
02チェロ協奏曲第2番ニ短調op.119
03チェロと管弦楽のための組曲op.16b
04ロマンス ヘ長調op.36〜ホルンまたはチェロと管弦楽のための
05諸芸神 (ミューズ)と詩人op.132〜ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための
演奏
クリスティアン・アルミンク指揮 ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団 [1] (1)リヤ・ペトロヴァ(VN) (2)ヨレント・ド・マーイェル(VN) (3)タチヤーナ・サムイル(VN) [2] (1)リヤ・ペトロヴァ(VN) (2)(4)(7)ハリエット・ラングレー(VN) (3)(6)(8)エリーナ・ブクシャ(VN) (5)マリア・ミルシテイン(VN) (6)(9)(11)エリーナ・ブクシャ,(8)(17)マリア・ミルシテイン(VN) (9)ノエル・ヴァイトマン(VC) [3] (1)アダム・クシェショヴィエツ(VC) (2)デボラ・ペ(VC) (3)パウ・コディーナ(VC) (4)ヴォイチェフ・フダラ(VC) (5)マリア・ミルシテイン(VN) ノエル・ヴァイトマン(VC)