ミニ・レビュー
17世紀前半のイタリア。ヴァイオリンの名手たちがさまざまな試みを繰り広げていた時代。彼らの遺した作品を甦らせたエンリコ・ガッティの話題作だ。バロック・ヴァイオリンの艶やかな音色を、柔軟なボウイングで豊かに歌わせる彼の演奏。この音楽がコレルリやヴィヴァルディに引き継がれていったのだ。
収録曲
01ソナタ第2番 (フォンタナ)
02モテット「御身は美し」 (パレストリーナ/F.ロニョーニ編)
03チャコーナ (ベルターリ)
04トッカータ第10番 (ピッチニーニ)
05ソナタ第12番 (フォンタナ)
06マドリガーレ「草原と丘」 (パレストリーナ/ヴィルジリアーノ、エンリコ・ガッティ編)
07カンツォーネ「ラ・カッペリーナ」 (メールラ)
08ソナタop.5-11 (ウッチェリーニ)
09ソナタ第2番 (ベルトーリ)
10ソナタ第7番 (M.ロッシ)
11ソナタop.2-8「ラ・フォスカリ」 (レグレンツィ)
12ソナタop.7-3 (ウッチェリーニ)
13ソナタ第8番 (カステッロ)
演奏
エンリコ・ガッティ(VN) アンサンブル・アウローラ