ミニ・レビュー
小林沙羅のデビュー・アルバム。小林は東京芸大卒業後ウィーンで研鑽を積み、今や国内外で活躍する期待のソプラノだ。声質からして幅広い役のできるスケールの大きな歌手になりそうで、楽しみである。ここでは、花をテーマに多様な作品を取り上げて彼女の表現力の確かさと広さを聴かせている。
ガイドコメント
2012年にはヨーロッパ・デビューも果たし、千住明のオペラの初演を務めるなど、ソプラノ界のホープとして期待される小林沙羅のデビュー・アルバム。日本歌曲も含めた彼女のフェイヴァリット・ソング集だ。
収録曲
01野ばらD.257 (シューベルト)
02すみれK.476 (モーツァルト)
03ジャスミンの茂みop.27-4 (シューマン)
04蓮の花op.25-7 (シューマン)
05春が来たop.79-23 (シューマン)
06きみは花のようop.25-24 (シューマン)
07からたちの花 (山田耕筰)
08さくら横ちょう (中田喜直)
09さくら横ちょう (別宮貞雄)
10バラ (トスティ)
11最後の陶酔 (レスピーギ)
12そしてきのう彼は私にバラをくれた (マルクス)
13乙女の花op.22 (R.シュトラウス)
14花は咲く (菅野よう子)
15えがおの花 (小林沙羅)