ミニ・レビュー
佳麗なオペラ・アリアの対極にある室内カンタータ。モニハンの軽やかな歌声とピリオド楽器のピュアなアンサンブルがヴィヴァルディの新たな魅力を明らかにする。いにしえのピエタ慈善院における日常的な演奏を偲ばせる、気負いのないアプローチが好ましい。
収録曲
ヴィヴァルディ:
01カンタータ「エルヴィーラの麗しい面影から遠く離れて」RV.680
02カンタータ「見つめた時に」RV.650
03カンタータ「ため息をついて何になろう」RV.679
04カンタータ「美しいぶなの木陰で」RV.649
05カンタータ「何ゆえかくもたおやかに」RV.681
演奏
ディアドレ・モニハン(S) アンサンブル・ノタ・ヴェラタ