ミニ・レビュー
オペラを“卒業”し、シャンソン歌手、女優など幅広い活動を始めたナタリー・デセイがボサ・ノヴァなどブラジル音楽を6曲歌う。やはり、ヴィラ=ロボス作品での澄んだ声が素晴らしい。実質的にはすべての曲を弾いているギターのリアット・コーエンがこのアルバムの主役であろう。
ガイドコメント
オペラ歌手を引退し、女優/シャンソン歌手として活動することを表明したデセイの新プロジェクト。親交のある仲間とともにフレンチ・シックなブラジル音楽に挑んだ一枚で、素晴らしい表現力を持ったデセイならではの内容だ。
収録曲
01三月の雨 (アントニオ・カルロス・ジョビン)
02カテンデ
03カーニバルの朝
04練習曲第8番 (ヴィラ=ロボス)
05ブラジル風バッハ第5番 (ヴィラ=ロボス)
06モヂーニャ (ヴィラ=ロボス)
07前奏曲第2番 (ヴィラ=ロボス)
08母親たちop.45 (ヴィラ=ロボス)
09矢に傷ついた鳥op.10 (ヴィラ=ロボス)
10ショーロ-ガヴォット (ヴィラ=ロボス)
11水とワイン
12想いあふれて
13フェリシダーヂ (アントニオ・カルロス・ジョビン)
14プレリュードのサンバ
15ショーロ・レント-レトラート・ブラジレイロ
16デサフィナード (アントニオ・カルロス・ジョビン)
17ビドンヴィル-コンソラサゥン
演奏
リアット・コーエン(G) (1)(5)(6)(8)(9)(17)ナタリー・デセイ,(1)〜(3)(13)(14)(17)アニエス・ジャウィ,(1)(2)(11)〜(14)(16)(17)エレナ・ノゲラ(VO)