ミニ・レビュー
人気若手ピアニストの注目のコラボ盤。対照的な個性を持つ二人だが、音楽的な共通見解は意外と容易に見出せたようだ。エキサイティングでありながら、クールな知性とドライな感覚がシャープな輝きを放つ。無機的でラフなテイストを巧く採り入れて、同時代性を見事に演出。続編を期待したい。
ガイドコメント
人気ピアニストのアリス=紗良・オットと“イケメン”ピアニストのフランチェスコ・トリスターノの初共演アルバム。ダイナミックで野性的なアリスと繊細な情緒が魅力のフランチェスコが、互いの美質を活かした新鮮な演奏を繰り広げている。
収録曲
01ア・ソフト・シェル・グルーヴ (トリスターノ)
02バレエ「春の祭典」 (2部からなるロシアの異教徒たちの祭典) (ストラヴィンスキー)
03交響組曲「シェヘラザード」op.35〜カランダール王子の物語 (リムスキー=コルサコフ)
04舞踏詩「ラ・ヴァルス」 (ラヴェル)
演奏
アリス=紗良・オット,フランチェスコ・トリスターノ(P)