ミニ・レビュー
ボヘミアやハンガリーのソノリティを取り込んだクラシック音楽は例に事欠かないが、このウィーン・フィルの団員を中心としたアンサンブルは、もっと大胆に踏み出して地の生理とグルーヴする。そのサウンド、ノリも板について実にゴージャス。耳に覚えのナンバーが快哉指笛ものに変貌。巷の愉悦を呼び覚ます。
ガイドコメント
ウィーン・フィルのメンバーを中心に、クロスオーヴァー・アンサンブルとして結成されたザ・フィルハーモニクスのデビュー作。クラシックの名曲からミュージカル、オリジナル曲まで、オシャレで楽しい珠玉の演奏が楽しめる。
収録曲
01ハンガリー舞曲第5番 (ブラームス/ヤーノシュカ編)
02ユダヤの母 (教育ママ) (コヴァーチ)
03ドイツ舞曲 (シューベルト/コヴァーチ編)
04スペイン (チック・コリア/ヤーノシュカ編)
05オリエンタル組曲 (ドリ&コヴァーチ)
06メヌエット イ長調 (ボッケリーニ/コヴァーチ編)
07ボヘミアの思い出 (コヴァーチ)
08リベルタンゴ (ピアソラ/コヴァーチ編)
09なつかしのウィーン (ゴドフスキー/コヴァーチ編)
10ワルツ第2番 (ショスタコーヴィチ/コヴァーチ編)
11ツィフテテリ (ドリ)
12私のお気に入り (ロジャース/ヤーノシュカ、コヴァーチ編)
13スラヴ舞曲ホ短調 (ドヴォルザーク/コヴァーチ編)
14「屋根の上のヴァイオリン弾き」組曲 (ロビー・ラカトシュ・ヴァージョン) (ボック/ヤーノシュカ編)
15魅惑のダンス (ヤーノシュカ)
演奏
ザ・フィルハーモニクス(フランティシェク・ヤーノシュカ(P,鍵盤ハーモニカ,HC) エーデン・ラーツ(CB) シュテファン・コンツ(VC) ティボール・コヴァーチ,シュケルツェン・ドリ(VN) ティロ・フェヒナー(VA) ダニエル・オッテンザマー(CL))