ミニ・レビュー
ユニークなレパートリーと見事な演奏力で知られる“12人のチェリストたち”の、EMIレーベルとの初リリース作(2000年)。当時は中丸三千繪との共演盤だったが、今回はユリアーネ・バンゼのヴォーカル・トラックを聴けるのがポイント。中丸との「ブラジル風バッハ」はボートラで収録。
ガイドコメント
ベルリン・フィルのメンバー12名で構成されるアンサンブルが2000年に発表したEMI第1弾。軽みと重量感、剛と柔を併せ持った驚異のアンサンブルを展開。ラテンアメリカの音楽が香ってくる。
収録曲
01ブラジル風バッハ第1番 (ヴィラ=ロボス)
02フーガと神秘 (ピアソラ)
03ボサ・ノヴァ (12人のための) (ブラジル風変奏曲) (カイザー=リンデマン)
04肉桂の花 (グランダ)
05ブラジル風バッハ第5番 (ヴィラ=ロボス)
06マシュ・ケ・ナダ (ジョルジ・ベン)
07アディオス・ノニーノ (ピアソラ)
08チキリン・デ・バチン (ピアソラ)
09ア・フエゴ・レント (とろ火で) (オラシオ・サルガン)
10サウス・アメリカン・ゲッタウェイ (バート・バカラック)
11ブラジル風バッハ第5番 (ヴィラ=ロボス)
演奏
ベルリン・フィル12人のチェリストたち (5)(8)ユリアーネ・バンゼ(S) (11)中丸三千繪(S)