ミニ・レビュー
映画『ゲド戦記』で聴かせた歌声の印象がいまだ鮮烈に残るこの人。とはいえ近年はフレンチ・ポップスにも関心を広げ、固定イメージの脱却に腐心しているよう。今回の収穫は、大貫妙子が書き下ろした曲に本人が詞をつけた「ちょっとしたもの」。これくらい緊張感のある作品が、あと2、3曲欲しかった。
ガイドコメント
2014年7月23日発表の、ビクター移籍第1弾となる通算10作目のアルバム。“Cinematic”をテーマに、手嶌がこよなく愛する映画世界の映像感や匂いが存在する楽曲を収録。大貫妙子、杉真理、いしわたり淳治らが制作、演奏にcobaらが参加。
収録曲
01いつもはじめて〜Every time is The First time!〜
02ショコラ
03ちょっとしたもの
04Voyage a Paris〜風に吹かれて〜
051000の国を旅した少年
06NOMAD
07丘の上のブルース
08Baritone
09明日への手紙
10Home、my home
11あなたのぬくもりをおぼえてる