中森明菜 / オールタイム・ベスト-歌姫(カヴァー)- [2CD]

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中森明菜 / オールタイム・ベスト-歌姫(カヴァー)- [2CD]
CD
  • アーティスト:
  • 原題:
    ALL TIME BEST - COVER -
  • ジャンル:
    国内ロック&ポップス
  • レーベル:
    ユニバーサルJ / Utahime Records
  • 規格品番:
    UPCH-1992〜3
  • 価格:
    3,630 円(税込)
  • 発売日:
  • 取り扱い店:
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ガイドコメント
レーベルの枠を超えた初のオールタイム・ベストのカヴァー編。94年より開始し、ヒット作となったカヴァー企画『歌姫』シリーズから「桃色吐息」ほか人気曲をセレクト。2009年の横浜公演での「Woman“Wの悲劇より”」のライヴ音源も初収録。
チャート
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    10位 (2014/8/4)
  • TOWER RECORDS ジャパニーズ ロック&ポップス アルバム
    13位 (2014/8/4)  ⇒  19位 (8/11)
収録曲
[Disc 1]
01ダンスはうまく踊れない
井上陽水が石川セリに提供した楽曲のカヴァーだが、悲しげな弦の音色と愁いを帯びた歌い口とが相まって、すっかり中森明菜仕様の楽曲となっている。ストリングスを駆使した千住明のアレンジも大人の世界観を好サポート。
02愛染橋
関西弁をまじえた松本隆の叙情的な詞と堀内孝雄の旅情漂う哀切な歌謡曲作風による山口百恵への提供曲。明菜の伏し目がちで語るような物憂げな歌唱は、山口のそれとの近似性を感じさせる。日本的な美しさもとらえた、秋に似合う佳曲だ。
03桃色吐息
高橋真梨子の代表曲のカヴァー。異国情緒漂う曲風は中森明菜の真骨頂でもあるが、どちらかというと四季の移ろいを描くような佐藤隆の和も意識したメロディゆえ、自身の曲でのエスニックな佇まいとは一風変わったムードに。たおやかな歌い口だ。
04シングル・アゲイン
竹内まりやの楽曲との好相性ぶりは「駅」などで証明済みだが、このカヴァーはどことなく自身の「セカンド・ラブ」にも似た雰囲気だけに、より明菜の悲哀なヴォーカルが活きる。大仰でないのにグイグイと引き込ませる物語性の高いカヴァーだ。
05秋桜 (コスモス)
秋という季節は、中森明菜にとって似つかわしい季節なのかもしれない。そう想わせるほどの佇まいが、繊細ながらも印象深く刻まれる歌唱に潜んでいる。原曲はさだまさしが手掛けた山口百恵の1977年発表の名バラード。
06異邦人
“異邦人=久保田早紀”の印象を決定づけた1979年のヒット曲を、こちらも異国情緒が得意の中森明菜がカヴァー。フォルクローレやジプシーの彩りを強調するのではなく、千住明がシンプルな歌唱を引き出すアレンジに。本家に近い作風だ。
07瑠璃色の地球
かつてのライヴァルとも目された松田聖子の佳曲をカヴァー。描き方は異なれど、かけがえない地球と愛を守りたいという思いを丁寧に歌い紡ぐ。どちらも節目に歌った曲だけに、その歌唱は汚れなく、この上なく優しい。
08傘がない
1972年、井上陽水が若者の無関心について綴ったシリアスな曲を、陽水の下の世代の歌姫が歌う。「飾りじゃないのよ涙は」でも周知のとおり、陽水と明菜の相性の良さは抜群で、悲壮的なムードならなおさら。切迫感がひしひしと伝う名カヴァーだ。
09
閉ざされた心と君への愛おしさを切々と綴った悲壮感漂うミディアム・バラード。弱い男の立場で歌った松山千春とは異なり、寄り添うような明菜の歌唱は、物語を俯瞰するかのごとく大きく包み込む。細やかな機微を描く哀切なアレンジも印象的だ。
10愛はかげろう
4年と短い活動期間だった男性デュオ、雅夢の代表曲となった80年9月のデビュー・シングルのカヴァー。終わりを迎えたつかの間の恋を憂う女の心情を、原曲以上の訴求力を持った低温なヴォーカルでつぶやく。悲しき失恋の果てを見事に演じている。
11恋の予感
井上陽水の詞世界と玉置浩二のメロディが絶妙に溶け合った安全地帯の84年のヒット・シングル。井上陽水との高い共鳴性はもちろん、玉置メロディとのそれも証明した名カヴァーで、性別問わずに人間の心理をえぐったような妖艶な歌唱が出色。
12「いちご白書」をもう一度
オリジナルはバンバンが歌った曲だが、どちらかといえば詞曲を手掛けた荒井由実の物憂げな作風に似合ったという印象か。過ぎ去った学生時代の恋に思いを馳せる男の心持ちを、明菜が陰りを帯びたやるせない声色で静かに歌う。
1322才の別れ
伊勢正三が手掛けた風の代表曲のカヴァー。別の人のもとへと嫁ぐ女性の侘びしく切ない気持ちをやや掠れた声で淡々と歌う姿が、いっそう哀切さを漂わせる。物憂げに爪弾かれるギターとともにメランコリックな世界を構築したフォーキーなナンバーだ。
14
オリジナルは松山千春が女性の立場から“待たせるばかりの男”への気持ちを綴ったが、ここでは明菜が“待ちくたびれた女”の気持ちを代弁。優しく丁寧で落ち着いた歌い口が、むしろ女の本音をつまびらかにするよう。しっとりとしながら強さも感じる名バラード。
15いい日旅立ち
谷村新司が山口百恵に送った1978年の楽曲がオリジナル。明菜版は2006年の映画『旅の贈り物/0:00発』主題歌に起用された。陰りや大人びたムードに触れるにつけ、明菜の百恵との共鳴を感じる。美しくも物悲しい寂寞募る、機微豊かな名カヴァーだ。
[Disc 2]
01天城越え
石川さゆりの情感揺さぶる激しい歌唱が肝の歌謡曲だが、明菜は和と刹那の美しさを強調した抑え気味な低音ヴォーカルで描く。ゆらゆらと燃える内なる情愛の炎を、明菜ならではのジワジワと浸る心理的な歌い口に寄せたのが見事だ。
02無言坂
香西かおりの代表曲のカヴァーだが、思った以上に相性が良いのは玉置浩二によるメロディゆえか。思うままにならない辛く苦しい恋の心の内を、しっとりとした和のムードで描き出す。寄り添うような歌唱がいつもと違って新鮮。
03氷雨
元来は1977年の佳山明生のデビュー曲で、82年に競作した日野美歌のカヴァーがヒットした後、多くのカヴァーを生んだ名曲。千住明のストリングス・アレンジで演歌色が薄れ、明菜の陰影ある歌唱を引き立てている。
04越冬つばめ
タイトルや曲調からも冬の凍てつくような厳しい寒さが伝わる森昌子の代表曲の一つ。この曲の肝である“ヒュルリ ヒュルリララ”のサビは、ハスキーな声で恋の侘びしさをいっそう強調。ジーンと胸を打つ哀愁歌謡となった。
05夜桜お七
それまでどちらかというと地味な印象があった坂本冬美の名声をさらに高めたドラマティック演歌。抑揚激しい展開は明菜も知ったるところで、鮮やかに縦断する弦の力を借りながら艶やかな物語を好演。原曲に比肩するカヴァーとなった。
06恋の季節
1968年のピンキーとキラーズのデビュー・シングルを、ファンキーなホーン・セクションを強調したジャジィなモードでカヴァー。ダイナミックなホーンとクールなローヴォイスの組み合わせが、セクシーの度合いを増幅させている。
07伊勢佐木町ブルース
オリジナルは青江三奈の代表曲となった1968年の7thシングル。この曲の肝となる艶やかな吐息とスキャットも大げさ過ぎず、アダルトなジャズ・テイストに沿ったささやかだが余韻を残す色香で引き込んでいく。大人の洒落を演出したカヴァーだ。
08他人の関係
90年代にはCMソングとして話題に、後年は一青窈もカヴァーした1973年の金井克子の代表曲。落ち着き払ったヴォーカルとジャジィなグルーヴで展開する、スタイリッシュな仕上がりが魅力。“大人の恋”を描くにふさわしいムードが充溢。
09なごり雪
伊勢正三が手掛けたかぐや姫の曲で、1975年のイルカ版で知る人も多いフォーク・ナンバー。春の訪れと少女から大人への成長を綴った早春の曲を、明菜のもう一つの顔でもある寄り添うような優しい声色で描いている。
10悪女
タイトルとは裏腹な、木漏れ日のような暖かさを感じるアコースティック・ギターと素朴な歌い口が印象に残る。それがかえって寂しさを隠す女の強がりを絶妙に伝えているようだ。81年発表の中島みゆきの代表曲のカヴァー。
11I LOVE YOU
永遠に歌い継がれるであろう尾崎豊の名ラヴ・バラードに、“歌姫”の明菜が挑む。どことなく緊張感が走る原曲とは異なり、女性ならではの大らかな母性で包み込むような作風で描く。酸いも甘いも知った大人だからこそ描けた世界観だ。
12ベルベット・イースター (LIVE ver.)
荒井由実の1973年の1stアルバム『ひこうき雲』に収録された人気曲のカヴァー。ユーミンのちょっぴり物憂げながらも美しいメロディは、明菜のアンニュイなムードとよく似合う。薄曇りの春の季節と夢見心地を対比した名曲だ。
13Woman“Wの悲劇”より (LIVE ver.)
映画『Wの悲劇』主題歌となった薬師丸ひろ子の84年の4枚目のシングルをカヴァー。松本隆と呉田軽穂ことユーミンによる大人の愛の世界を、原曲のピュアな薬師丸とは異なる、含みのある募る愛しさを強調した歌唱が出色。
14恋の奴隷
オリジナルは添い遂げたい女の機微を奥村チヨが艶やかに描いたが、ここではホーン・セクションを配したビッグバンド風でダイナミックに演出。明菜が持つ眼力や訴求力の強さにフォーカスした情熱的なカヴァーとなった。
15男と女のお話
独特な声質で脚光を浴びた日吉ミミの1970年のヒット曲をカヴァー。ウッドベースとフルートを加えたフレンチ・ポップやジャズ風のアレンジで、雨のカフェテリアといった雰囲気を醸し出している。恋のはかなさをアンニュイに描いた好演出だ。
[2](14)(15)ボーナストラック
アーティスト
  • 中森明菜
    1965年7月13日生まれ、東京都清瀬市出身の歌手。16歳の時、オーディション番組『スター誕生!』を経て、82年にシングル「スローモーション」でデビュー。続く「少女A」よりヒットを連発。ツッパリとアイドルの両面を打ち出したイメージで“第2の……
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