ミニ・レビュー
作品番号付の出版作ながらなじみの薄いソナタに独奏以外は裏方に回ることの多いリュートのための協奏・合奏作品という、珍しさに食指そそられるプログラム。音も津々。え? これヴィヴァルディ? という情にまとわらぬソノリティの硬さが耳について、いつもの類型的道行にオチていかないのだ。面白さ異色也。
収録曲
ヴィヴァルディ:
01ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ヘ長調op.5-1 RV.18
02ヴァイオリン、リュートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ト短調RV.85
03ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調op.5-2 RV.30
04ヴァイオリン、リュートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ長調RV.82
05ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ変ロ長調op.5-3 RV.33
06リュート協奏曲ニ長調RV.93〜リュート、2挺のヴァイオリンと通奏低音のための
07ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ロ短調op.5-4 RV.35
演奏
マルコ・ペドローナ(VN) マッシモ・マルケーゼ(アーチリュート) グイダントゥス・コンソート