ミニ・レビュー
エマールの「フーガの技法」に続くバッハ・アルバムは「平均律クラヴィーア曲集第1巻」。前奏曲とフーガからなるこの作品においてエマールの各声部を明晰に際立たせた演奏は特にフーガの部分で生彩を放つ。バッハにおけるモダン・ピアノの音質や響きのコントロールが見事。
ガイドコメント
2008年のDG移籍第1弾『フーガの技法』に続く、エマールのバッハ・アルバム第2弾。前作同様、テンポやリズム、音色の注意深いコントロールなど、モダン・ピアノの特徴を最大限生かしつつ、バッハの時代を見事に再現している。
収録曲
J.S.バッハ:〈平均律クラヴィーア曲集第1巻〉[Disc 1]
01プレリュードとフーガ (4声)ハ長調BWV846
02プレリュードとフーガ (3声)ハ短調BWV847
03プレリュードとフーガ (3声)嬰ハ長調BWV848
04プレリュードとフーガ (5声)嬰ハ短調BWV849
05プレリュードとフーガ (4声)ニ長調BWV850
06プレリュードとフーガ (3声)ニ短調BWV851
07プレリュードとフーガ (3声)変ホ長調BWV852
08プレリュードとフーガ (3声)変ホ短調/嬰ニ短調BWV853
09プレリュードとフーガ (3声)ホ長調BWV854
10プレリュードとフーガ (2声)ホ短調BWV855
11プレリュードとフーガ (3声)ヘ長調BWV856
12プレリュードとフーガ (4声)ヘ短調BWV857
[Disc 2]
01プレリュードとフーガ (3声)嬰ヘ長調BWV858
02プレリュードとフーガ (4声)嬰ヘ短調BWV859
03プレリュードとフーガ (3声)ト長調BWV860
04プレリュードとフーガ (4声)ト短調BWV861
05プレリュードとフーガ (4声)変イ長調BWV862
06プレリュードとフーガ (4声)嬰ト短調BWV863
07プレリュードとフーガ (3声)イ長調BWV864
08プレリュードとフーガ (4声)イ短調BWV865
09プレリュードとフーガ (3声)変ロ長調BWV866
10プレリュードとフーガ (5声)変ロ短調BWV867
11プレリュードとフーガ (4声)ロ長調BWV868
12プレリュードとフーガ (4声)ロ短調BWV869