ミニ・レビュー
幅広いレパートリーを実現する、確実な技術と多彩な音色を持つタローのモーツァルトとハイドンは、あたたかさと冷たさのコントラストが明瞭で、作品の輪郭が美しく形作られる。とりわけそれが活きるのが「ジュノム」であり、曲の持つ優雅さと大胆さが彼のピアニズムによって見事に昇華されている。
ガイドコメント
ハイドンの古典的均整美に彩られた最後のチェンバロ協奏曲と、モーツァルトのザルツブルク時代の傑作「ジュノム」協奏曲を収録。瑞々しいタローのピアノが光る一枚だ。ディドナートとの競演も聴きもの。
収録曲
モーツァルト:
01ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271「ジュノム」
02ロンド イ長調K.386
03「私にあなたを忘れるようにと?ご心配なさらずに、最愛のお方」K.505
ハイドン:
04ピアノ協奏曲ニ長調Hob.18-11
演奏
アレクサンドル・タロー(P) ジョイス・ディドナート指揮 レ・ヴィオロン・デュ・ロワ (3)ジョイス・ディドナート(MS)