ミニ・レビュー
近年、オーケストラの指揮者が吹奏楽団の指揮をするケースは、目に見えて増えてきている。藤岡幸夫もそうだ。ここでは良く知られた定番的なものから新しい作品まで、オーケストラのスケールや繊細さと、吹奏楽の鮮烈なパワーやエネルギーを兼ね備えたゴキゲンな演奏を展開している。
ガイドコメント
吹奏楽の定番曲や人気曲をセッション録音するシリーズの第3弾。今回は関西フィルの首席指揮者の藤岡幸夫を招き、吹奏楽ファンでなくとも知っている有名曲を中心に、委嘱作も収録。聴きごたえあるアルバムとなっている。
収録曲
01音楽祭のプレリュード (A.リード)
02コンサートマーチ「アルセナール」 (ヴァンデルロースト)
03ロマネスク (スウェアリンジェン)
04海の男達の歌 (船乗りと海の歌) (R.W.スミス)
05マゼランの未知なる大陸への挑戦 (樽屋雅徳)
06百年祭 (2012年改訂版) (福島弘和)
07嗚呼! (兼田敏)
08吹奏楽のための「ランナー・オブ・ザ・スピリット」 (久石譲)
09ラ・フォリア〜吹奏楽のための小協奏曲 (伊藤康英)
10ボレロ (イン・ポップス) (ラヴェル/岩井直溥編)
11アフリカン・シンフォニー (マッコイ/岩井直溥編)