ガイドコメント
2014年8月20日リリースの1stアルバム。メジャー3rdシングル「いいくらし」がヒットし、勢い著しいチームしゃちほこ。お笑い芸人・千原ジュニアが作詞、蔦谷好位置が作編曲する楽曲を含む充実作だ。
収録曲
01SPACEひつまぶし (supported:ZEN-LA-ROCK)
低音のハスキーな声でラップを繰り出すZEN-LA-ROCKを迎えた、チームしゃちほこの自己紹介ソング。タイトルよろしくギラギラしたスペーシーなトラックの上で、尾張・名古屋出身のアイドルをアピール。ファとソの2音のみのサビも印象的だ。
02首都移転計画
愛知でなじみの調味料「つけてみそかけてみそ」をモチーフに、あふれすぎる地元・名古屋愛から首都移転計画をぶち上げる。エレクトロ風味のヒップホップ・トラックとキュートなヴォーカルの取り合わせには不思議な魅力が。メジャー・デビューとなった4thシングル。
03抱きしめてアンセム
チームしゃちほこの楽曲を多く手掛ける浅野尚志によるミクスチャー・ロック風アッパー・チューン。物足りない現状の不満や葛藤に悩みながらも、私らしく踊って世界や未来へ飛び出そうと叫ぶ“未来を担う現役世代”のアンセム。ハイテンションでラストまで突き進む。
04んだって!!
お笑い芸人の千原ジュニアが詞を手掛けたことで話題。さまざまなウンチクを並べながらも、最後は“地球はまるいんだ”とサラリと友愛の素晴らしさを伝える。ゴリゴリとギターが疾走するパンキッシュでスピーディなロックをベースに、デスヴォイスも絡むメタルな要素も。
05愛の地球祭
メジャー2ndとなった5枚目のシングル。コモリタミノルが作・編曲を担当した転調の激しいポップなダンス・チューンで、地球を救うのは愛なんだと声高らかに歌う。うわずり気味のファルセットや“くりんくりん”“ぐりんぐりん”と繰り返すフレーズが耳に残る。
06いいくらし
6thシングルはインナー・シティ「グッド・ライフ」を下敷きに、吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」やtrf「EZ DO DANCE」などのフレーズも加えたアシッド・ハウス風ダンス・チューン。結局は夢も希望も自分次第と問いかける。エド・はるみのPV出演も話題に。
07アイドンケア
ブレイクビーツやダブステップ風の要素も詰め込んだハイテンションなエレクトロ・ダンサー。まっしぐらに突き進めというメッセージ同様に、早口なヴォーカルで畳み掛けるフックが強烈なインパクトを残す。“生きてるだけで丸もうけ”は至言だ。
08赤味噌Blood
ニューヨークのアポロシアター“アマチュアナイト”年間グランプリ3位のDaichiとメンバーのヴォイスパーカッションを軸にしたア・カペラ風ナンバー。“ドンドコ”“パカラッ”などコミカルなボイパをバックに、名古屋の愛と革命を力強く宣言する。
09colors
Base Ball Bearの小出祐介が手掛けた、チームしゃちほこにとっては珍しくストレートなロック・チューン。一人一人の色も大切だけれど、混ざり合うことで新たな色が生まれるんだと、友たちとの出会いの素晴らしさを歌う。
10明け星
遠くに輝く星を見つめながら遠くにいる君へエールを送るファンタジックなナンバー。スケールの大きい、美しくてメルヘンチックな世界観は、チームしゃちほこの新境地。メンバー全員がユニゾンでラストまで歌い切るところにも注目。
11よろしく人類
代々繋がる人類の出逢いの奇跡と“絶対一人じゃない”という思いを綴ったエヴァーラスティングなダンス・ポップ。チームしゃちほこからでっかい喜びの歌を届けるサポートとして、ベートーヴェンの「第九」をサンプリング。ローソン中部支社キャンペーンCMソング。
12カントリーガール
“おかえりなさーい!”で幕を開けるダンサブルなカントリー・ポップ。跳ねるバンジョーと陽気に弾けるホーン・セクションが楽曲を盛り上げる。“心に故郷にあればやっていける!”と東京で奮闘する女子の気持ちを代弁した、明るくもホロリとくるナンバーだ。
13乙女受験戦争
マオリ族の民族舞踊ハカの“勝どきの声”を模したフレーズから始まるアッパー・ダンス・チューン。受験に向かっての意気込みをこれでもかと畳み掛ける、気合十分なエールが熱い。“勝ちたい!勝ちたい!”の連呼やセンチメンタルなメロディに勇気が湧いてくる。