SEKAI NO OWARI / Dragon Night

ミニ・レビュー

マジカルでファンタジックなポップ・エンタテインメントを創出してきた“セカオワ”がシングル曲として新たに手を出したのは、EDMという劇薬。トップＤＪのニッキー・ロメロの力を借りながらも、安易にその効力に頼り過ぎないエレクトロ・ポップを構築する気概は見事。懐がさらに深まった感も。

ガイドコメント

「炎と森のカーニバル」に続く、2014年10月15日リリースのシングル。表題曲は自身出演の映画『TOKYO FANTASY』のエンディング使用曲。ニッキー・ロメロとのコラボレーションによるファンタジーなダンス・パーティ・ソングとなっている。

ニュース

チャート

TOWER RECORDS　ジャパニーズロック&ポップス　シングル
3位（2014/10/13） ⇒ 6位（10/20） ⇒ 12位（10/27） ⇒ 9位（12/29） ⇒ 5位（2015/1/5） ⇒ 16位（1/12）

収録曲

01Dragon Night

ニッキー・ロメロをサウンドプロデューサーに迎えたメジャー7thシングル。“それぞれの「正義」”と“戦いの終わり”を綴った物語性の高い歌詞を、ファンタジックなサウンドを取り込みつつダンサブルなサウンドでまとめあげた彼らならではのパーティ・チューンだ。

02MAGIC

HAWAIIAN6が2003年に発表した楽曲に、Fukaseが日本語詞をつけてカヴァー。ディズニー・アニメを思わせるハイBPMのサウンドをバックに、大切な人との出会いから別れまでを描いた感動的なストーリーが展開。まるで1本の映画を見たような聴後感を抱かせる。

03Love the warz （rearranged）

アコースティック・ギターやピアノ、ストリングスが絡みあう焦燥感に満ちたサウンドで綴るナンバー。ラップ風の歌唱を交え、“正義”をテーマに壮大な物語を構築。一見ファンタジーにも感じるが、そこに込められたメッセージは生きていくためのごく身近なヒントかも。

タイアップ

アーティスト

SEKAI NO OWARI
日本のバンド。通称“セカオワ”。メンバーはSaori（p）、Fukase（vo）、DJ LOVE（DJ）、Nakajin（g）の4名。2010年に登場し、2011年にシングル「INORI」でメジャー・デビュー。“世界の終わり”から現名義へ変……