ミニ・レビュー
サン=サーンスのオーケストレーションの魅力をたっぷりと味わえる内容。オーマンディお気に入りの交響曲第3番は、聴きどころ満載。続く三つの管弦楽作品も、めりはりを利かせて聴き手を引き込む。そして「動物の謝肉祭」の楽しいこと。演奏に古臭さはあるが、それも懐かしくて魅力だ。
ガイドコメント
交響曲第3番は、4種あるうちの二度目のもの。オーマンディ、フィラデルフィア管の代表作のひとつで、オルガンのビッグスともども絢爛豪華な演奏と録音が話題を呼んだ。今でもその輝きは褪せていない。
収録曲
サン=サーンス:
01交響曲第3番ハ短調op.78「オルガン付き」
02歌劇「サムソンとデリラ」op.47〜バッカナール
03「アルジェリア組曲」op.60〜フランス軍隊行進曲
04交響詩「死の舞踏」op.40
05動物の謝肉祭
演奏
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 (1)エドワード・パワー・ビッグス(OG) (5)クロード・フランク,リリアン・カリール(P)
録音
(1)62.10 (2)64.3 (3)66.12 (4)59.4 (5)68.5