ミニ・レビュー
オーマンディ・サウンドのスゴさを再認識させる2枚組。「英雄の生涯」と「ばらの騎士」組曲は3度目の録音で、R.シュトラウスの耽美性や陶酔感を存分に引き出し、8Kテレビさながらのリアリティと絢爛さで圧倒する。ゼルキンやジョーンズら、当時の名手たちの妙技が聴けるのも嬉しいかぎり。
ガイドコメント
黄金期のオーマンディ、フィラデルフィア管で聴くゴージャスなR.シュトラウス集。「英雄の生涯」と「ばらの騎士」は4種あるうちの三度目のもの。ソリストはゼルキンを除きオケのメンバーが務めている。
収録曲
R.シュトラウス:
[Disc 1]
01交響詩「英雄の生涯」op.40
02組曲「町人貴族」op.60
[Disc 2]
01歌劇「ばらの騎士」組曲
02楽劇「サロメ」〜7枚のヴェールの踊り
03ピアノとオーケストラのための「ブルレスケ」二短調
04ホルン協奏曲第1番変ホ長調op.11
演奏
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 [1] (1)(2)アンシェル・ブルシロウ(VN) (2)サミュエル・メイズ(VC) ウィリアム・スミス(P) [2] (3)ルドルフ・ゼルキン(P) (4)メイソン・ジョーンズ(HR)
録音
[1] (1)60.12 (2)65.2 [2] (1)64.2 (2)62.11 (3)66.2 (4