“皆さんこんにちは〜 D-LITEで〜す（笑）”のイントロにド肝を抜かれる、G-DRAGON制作の楽曲に前山田健一が日本語詞をつけたコミカルなトロット（韓国演歌）・チューン。どこか懐かしいメロディを完璧に歌いきるD-LITEは見事のひと言。

ややゆったりめなテンポで綴られる王道のトロット・ナンバー。前山田健一のペンによる日本語詞は、辛い仕事を明るく楽しく乗りきっていくサラリーマン賛歌といった世界観。日本人の心にも染みるメロディも魅力だ。関西弁による語りは聴きもの。

1974年に発表された和田アキ子の名曲をカヴァー。原曲のグルーヴィなテイストを活かしつつ、ロックな風味をまぶしてアップデート。力強いヴォーカルは一瞬“本家”と聴き紛う部分もあるほどで、おなじみ“ハッ”の掛け声も堂に入っている。

山本リンダの大ヒット曲をカヴァー。ブラスをふんだんに取り入れたサウンドのほか、掛け声のような合唱風パートを取り入れるなど大幅にアレンジを変更。なめらかで芯の太いヴォーカルも曲の世界にピッタリで、表情豊かな歌唱を響かせている。

トロット王道のナンバーだった「ナルバキスン」を“グルビ”こと*Groovy workshopがリミックス。オリジナルとはまったく異なるクラブ仕様のバッキバキのEDMに仕立ててあるが、ちょっぴり間抜けでチャラめなヴォーカルがかえってハマっている。