ミニ・レビュー
500もの独奏協奏曲を書いたというヴィヴァルディだが、ソナタから協奏曲への編曲も多く、ソナタでも協奏曲でもどっちでもいいじゃん、という曖昧さを、各パート一人の最小編成で際立たせようとしている。それにしても名手たちの妙技によってヴィヴァルディの作品は幾重にも魅力的に輝いている。
収録曲
ヴィヴァルディ:
01ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV.218
02ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ (グラーツ・ソナタ第4番)ハ短調RV.7
03ヴァイオリン協奏曲イ長調RV.346
04ヴァイオリン協奏曲ハ短調RV.771 (オリヴィエ・フレ補筆完成)
05ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ (グラーツ・ソナタ第3番)ニ長調RV.11
06ヴァイオリン協奏曲ハ短調RV.202〜ラルゴ ヘ短調 (ゲオルク・ピゼンデルによる装飾音が施された版/ドレスデンの手稿譜より)
演奏
リナ・トゥール・ボネ(VN) アンサンブル「ムジカ・アルケミカ」 (2)(5)セバスティアン・ヘス(VC) ベガ・モンテロ(CB) ケネス・ワイス(HC) ヘズス・フェルナンデス・バエナ(テオルボ)