ガイドコメント
前作『Love Place』以来約2年2ヵ月ぶりとなる、2014年11月12日リリースの5thアルバム。“みんなの日常にそっと寄り添うようなアルバムにしたい”という想いをテーマに、「Darling」を含む“LOVE”にあふれた楽曲を収録。
収録曲
01*Prologue*〜You&Me〜
5thアルバム『with LOVE』のオープニングを飾る文字通りの“プロローグ”。2分強と短い作品ながらしっかりと歌も入っており、気取らないドリーミーなサウンドに乗せて、好きなものがまったく異なる二人の奇跡のような出会いをささやくように歌う。
02Darling
ヴァイオリンやバンジョーを効果的に用いたカントリー調の雰囲気が新鮮な24枚目のシングル。自分のタイプとはまったく違うあなたとの日々に、“なんで好きになっちゃったのかなぁ”とぼやきながらも幸せを噛みしめるキュートなラヴ・ソングだ。
03恋する気持ち
アコースティック・ギターやピアノの繊細なアンサンブルを軸にしたR&B調のナンバー。かわいい彼女がいる君への恋心を胸に隠し、“絶対ありえないけど”と妄想を膨らませる切ないラヴ・ソングだ。低音を排除した軽やかでドリーミーなサウンドがユニーク。
04We Don't Stop
日本テレビ系ドラマ『花咲舞が黙ってない』主題歌に起用された23枚目のシングル。4つ打ちのリズムと派手めなシンセで彩るハウス風のダンス・チューンで、“Oh Oh Oh Oh Eh Eh……”のサビのフレーズが印象的だ。
05Love Is All We Need
ドリーミーでやわらかい雰囲気で進むR&Bラインのミディアム・チューン。ビートルズの名曲を思わせるタイトルだが、ここで歌われるのは失くしたと思っていたピアスの発見や洋服のコーディネートなど、日常のささやかな場面。女子力の高いフレーズが並ぶ。
06好き
25枚目のシングルは、これ以上ないシンプルかつ直球のタイトルが印象的なピュア・バラード。不器用でダメダメだけど、たまに少しかっこいい。当たり前にある笑顔を前に、自分の気持ちに気付いた主人公を繊細に描いた歌詞の瑞々しさはさすが。
07ごめんね
アコースティック・ギターを中心としたハートウォームなサウンドに乗せて、仲直りをテーマにしたキュートな物語が展開するミディアム・バラード。ゆったりとしたテンポながら言葉数が多く、仲直りをするために逡巡する女心がうまく表現されている。
08Tough Girl
“Who is the bad boy!”など挑発的なコーラスや、クラップによる煽りが新鮮なガールズ・ロック・ナンバー。久しぶりのデートなのにスマホでゲーム、SNSでは元カノっぽい女子とやり取り……イライラを爆発させるような力強い言葉の数々が刺さる。
09Abracadabra
タイトルどおりアラビアンな雰囲気満点のイントロで幕を開けるダンス・チューン。サウンドのせいか、冒頭の“Eeny,meeny,miny,moe”のフレーズはもちろん、日本語もどこか呪文のように響きを持っており、狙いをつけたあなたへ魔法をかける。
10LOVE&JOY
肌研(ハダラボ)「極水」のCMソングに起用されたポップ・チューン。カラッとロックしたバンドっぽいサウンドを軸に、ありのままで楽しもうと叫ぶ。シンガロングなサビや掛け声も含め、徹底的にライヴ向けにアレンジされている。
1125
ピアノを中心とした爽やかなサウンドが心地よいポップ・チューン。タイトルはもちろん年齢のこと。本格的に大人へと歩みを進めながらも、まだまだ自由でいたい25歳。“どっちつかず”な年齢にある女性の悩ましくも楽しい状況をリアルな言葉で綴る。
12さよなら
NHKドラマ『ガラスの家』の主題歌となった22枚目のシングル。誰も悪くない、嫌いになったわけじゃない……切ない言葉とともに終わりを迎えた二人の時間を振り返りながらしっかりと前を向く姿を、ファルセットを交えつつエモーショナルに歌い上げる。
13Stand Up
大地を踏みしめるようなリズムにクラップ、さらにゴスペル風のコーラスや掛け声でスケールの大きなサウンドスケープを描き出したポップ・チューン。大切な仲間への感謝を告げながら、勇気を持って一歩を踏み出せと力強く背中を押してくれる。
14]*Epilogue*〜with LOVE〜
「*Prologue* 〜You&Me〜」と対になるような2分強の小品。メロディやサウンドは“Prologue”とほぼ一緒ながら、まっすぐに二人の未来を見据える二人の絆を象徴するように、4つ打ちのリズムを加え力強くアップデートしている。