ミニ・レビュー
ゼルキンのレパートリーの中心であったピアノ協奏曲をはじめ、2台ピアノ協奏曲、75歳記念リサイタルで演奏したロンドなどを収録。彼のモーツァルト演奏のエッセンスが凝縮したディスクである。すべてが素晴らしい完成度であるが、特に長調作品を演奏しているときのあたたかな音色に心を奪われる。★
ガイドコメント
ルドルフ・ゼルキンがソニー・クラシカルにステレオで録音した、モーツァルトのピアノ協奏曲のすべてを収録している。第10番では当時15歳の息子ピーターと共演している。ゼルキン最盛期の貴重な記録だ。
収録曲
モーツァルト:
[Disc 1]
012台のピアノのためのピアノ協奏曲第10番変ホ長調K.365
02ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414
03ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K.449
[Disc 2]
01ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453
02ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459
03ロンド イ短調K.511
[Disc 3]
01ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
02ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
03ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調K.382
演奏
ルドルフ・ゼルキン, [1] (1)ピーター・ゼルキン(P) [1] (1)(2)アレクサンダー・シュナイダー指揮 マールボロ音楽祭管弦楽団 [1] (3) [2] (1) [3] (3)アレクサンダー・シュナイダー指揮 コロンビア交響楽団 [2] (2) [3] (1)ジョージ・セル指揮 コロンビア交響楽団 [3] (2)ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
録音
[1] [2] (1)62.10 [2] (2) [3] (1)61.4 [2] (3)77.12 [3] (2)