ミニ・レビュー
20世紀半ばを代表するヴァイオリンの名手ジノ・フランチェスカッティが50代後半から60代前半にかけて録音したロマン派のヴァイオリン協奏曲を集める。どの作品でもフランチェスカッティのロマンティックでありながらスタイリッシュな音楽作りと独特の甘美な音色が楽しめる。
ガイドコメント
アナログLP時代、2曲を表裏にカップリングさせヒットを生んだ“メン・チャイ”の元祖、フランチェスカッティ。そのステレオでの再録音のメン・チャイとロマン派ヴァイオリン協奏曲の傑作3曲を収録。甘美なフランチェスカッティの美音が堪能できる。
収録曲
[Disc 1]
01ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64 (メンデルスゾーン)
02ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35 (チャイコフスキー)
[Disc 2]
01ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調op.26 (ブルッフ)
02スペイン交響曲ニ短調op.21 (ラロ)
03ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47 (シベリウス)
演奏
ジノ・フランチェスカッティ(VN) [1] (1)ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団 [1] (2) [2] (1)トーマス・シッパース指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック [2] (2)ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック [2] (3)レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
録音
[1] (1)61.12 (2)65.2 [2] (1)62.1 (2)57.4 (3)63.1