ミニ・レビュー
知る人ぞ知る人気イベントがCDで登場。近・現代を中心とした選曲は、さまざまな意外性とシンプルな快感を追求。対談形式で楽曲を説明するブックレットも圧巻の内容&物量で、これを読むためだけにでも買う意味あり。“音楽好きの文科系に届けたい”という一言がすべてを物語る力作コンピ。★
ガイドコメント
著述家、湯山玲子が西麻布のクラブで毎月開催しているイベント“爆クラ!”と連動したCDシリーズ第1弾。クラブ・ミュージックに慣れ親しんだ耳だからこそ楽しめるクラシック音楽のツボを、2枚組CDと3万字超のブックレットで味わう新型百科全書だ。
収録曲
[Disc 1]
01交響曲第8番ハ短調op.65〜第3楽章 (ショスタコーヴィチ)
02交響詩「ローマの松」〜4.アッピア街道の松 (レスピーギ)
03交響詩「ローマの祭」〜4.公現祭 (レスピーギ)
04弦楽のためのアダージョ (バーバー)
05組曲「中国の不思議な役人」op.19 Sz.73〜最終部分 (バルトーク)
06弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106〜第1楽章 (バルトーク)
07弦楽四重奏曲第2番op.17 Sz.67〜第2楽章 (バルトーク)
08「子供の領分」〜1.グラドゥス・アド・パルナッスム博士 (ドビュッシー)
09子守歌ニ長調op.57 (ショパン)
10スカラムーシュ〜ブラジルの女 (ミヨー/仲田守編)
[Disc 2]
01ギターのためのソナタop.47〜4.フィナーレ (ヒナステラ)
02プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード〜第1インターリュード (ケージ)
03ピリー〜オーボエのための (尹伊桑)
04交響曲第7番ホ長調〜第3楽章 (ブルックナー)
05交響曲第9番ニ短調〜第2楽章 (ブルックナー)
06涅槃交響曲〜5.カンパノロジー3 (黛敏郎)