ミニ・レビュー
ムーンライダーズのかしぶち哲郎のトリビュート・アルバム。2枚組で18アーティストが参加。矢野顕子、細野晴臣、山本精一あたりのディープな熱演を筆頭に、かしぶちらしい男のロマンティシズムが漂う仕上がり。そしてムーンライダーズによる新曲が、まるで鎮魂歌のようで胸を打つ。★
ガイドコメント
2013年12月に他界したムーンライダーズのドラマー、かしぶち哲郎。本作は彼の一周忌に合わせた2枚組トリビュート・アルバム。実は生前に企画された作品で、ピエール・バルーや矢野顕子ほか多数が参加し、新録音源を提供している。
収録曲
[Disc 1]
01リラのホテル (矢野顕子)
02砂丘 (山本精一)
03ハバロフスクを訪ねて (細野晴臣)
04オールド・レディ (豊田道倫)
05トラベシア (佐藤奈々子)
06バック・シート (入江陽)
07スカーレットの誓い (アーバンギャルド)
08O・K、パ・ド・ドゥ (佐藤優介)
09冬のバラ (鈴木さえ子+tomisiro)
[Disc 2]
01Listen to me、Now! (Gofishトリオと柴田聡子)
02春の庭 (あがた森魚)
03さなぎ (北村早樹子)
04バラは嫌い (寺尾紗穂と松井一平)
05花のイマージュ (テンテンコ)
06プラトーの日々 (松尾清憲)
07さすらう青春 (スカート)
08永遠のエントランス (ピエール・バルー)
09Lily (ムーンライダーズ)