ミニ・レビュー
これは面白い。弦楽四重奏にコントラバスを加えた弦楽合奏にアコーディオンのソロ。リシャール・ガリアーノはフレンチ・ジャズの名手。彼の指先から繰り出される高速パッセージはまるで生き物のように呼吸し、アダージョではノン・ヴィヴラートの旋律が不思議と心を揺さぶる。「四季」の既成概念を覆す斬新さ。
ガイドコメント
ジャンルを超えて縦横無尽に活躍する鬼才アコーディオン奏者、リシャール・ガリアーノがヴィヴァルディの『四季』に挑戦。弦楽アンサンブルをバックに鮮やかなテクニックで繰り広げられる演奏は、聴き慣れた名曲に新たな光を当ててくれる。
収録曲
ヴィヴァルディ:
01協奏曲集「四季」〜協奏曲第1番op.8-1 RV269「春」 (アコーディオンと弦楽五重奏編曲版)
02協奏曲集「四季」〜協奏曲第2番op.8-2 RV315「夏」 (アコーディオンと弦楽五重奏編曲版)
03協奏曲集「四季」〜協奏曲第3番op.8-3 RV293「秋」 (アコーディオンと弦楽五重奏編曲版)
04協奏曲集「四季」〜協奏曲第4番op.8-4 RV297「冬」 (アコーディオンと弦楽五重奏編曲版)
05歌劇「ポントゥス女王アルスィルダ」〜アリア:私はあのジャスミンの花 (アコーディオンと通奏低音のための)
06歌劇「ジュスティーノ」〜アリア:この喜びをもって会おう (アコーディナと弦楽五重奏のための)
07歌劇「ポントゥス女王アルスィルダ」〜アリア:はじめの頃の愛に戻りたい (アコーディオンと通奏低音のための)
08歌劇「ジュスティーノ」〜アリア:この喜びをもって会おう (アコーディオンと通奏低音のための)
演奏
リシャール・ガリアーノ(ACD) (1)〜(4)(6)ジャン=マルク・フィリップ=ヴァリャベディアン(VN) セバスチャン・シュレル(VN) ジャン・マルク・アパ(VA) エリック・ルヴィオノア(VC) (1)〜(8)ステファン・ロジェロ(CB)