ミニ・レビュー
喧噪猥雑引き連れた旺盛な活力の一方で素朴なまでの敬虔さや甘美な夢見が入り混じり、多種多様なソノリティが響き交わす20世紀アメリカ音楽のてんこ盛り。その雑種的でありながら、4者4様に破格のクロスセンスが面白い特色世界を、小澤流ビビッドネスでぴたり楽しませる。70年代の音充溢である。
収録曲
[Disc 1]
01ブルース・バンドとシンフォニー・オーケストラのための3つの小品op.50 (ルッソ)
02「ウェスト・サイド・ストーリー」〜シンフォニック・ダンス (バーンスタイン)
03ストリート・ミュージック (ブルース・コンチェルト) (ルッソ)
[Disc 2]
01パリのアメリカ人 (ガーシュウィン)
02交響曲第4番 (アイヴズ)
03宵闇のセントラル・パーク (アイヴズ)
演奏
小澤征爾指揮 [1] [2] (1)サンフランシスコ交響楽団 [2] (2)(3)ボストン交響楽団 [1] (1)シーゲル=シュウォール・バンド (3)コーキー・シーゲル(P,ハーモニカ) [2] (1)ジェローム・ローゼン(P) タングルウッド音楽祭合唱団
録音
[1] (1)(2)72.6 (3) [2] (1)76.5 [2] (2)(3)76.2