ガイドコメント
2015年3月25日リリースの、2014年夏に19名となった新生EXILEとして初のアルバム。「ALL NIGHT LONG」「EXILE PRIDE〜」ほかヒット・シングルを含む、さらなる高みへと駆け上がるための決意に満ちた作品。
収録曲
01ALL NIGHT LONG
流麗なピアノのアルペジオで幕を開ける39枚目のシングル。澄んだ空気を体中に感じるようなクールなテイストなダンス・チューンで、胸の奥に渦巻く熱い気持ちに身を委ね、魂の気がすむまでどこまでも踊ろうと歌い上げる爽快さが魅力。
02BOW&ARROWS
michicoとT.Kuraという夫婦ユニットの手による40枚目のシングル。決して音数は多くないものの、力強い4つ打ちでグイグイと引っ張るアッパー・チューン。ファルセットを多用しつつラップに近い歌唱がユニークだ。
03あの空の星のように…
ピアノを中心としたドラマティックなバラード。厚い雲に覆われていても、あの星のように輝いていたい。ろうそくの火のように暗闇を優しく照らしたい。“星”と“火”いう異なるふたつのモチーフを用いて、夢や希望、そして愛を歌う。
04Bloom
ATSUSHIのソロ曲にして、自身が作曲を手がけた静謐なバラード。出会った頃のことを振り返りながら、“私はあなたを好きになりました”というストレートなメッセージを歌う。JSBやE-girlsほか、“一族”によるコーラスも感動的。
05EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜
41枚目のシングルは、クールなオープニングから一気に心を掴むキラー・チューン。EDMテイストで攻めるアッパーなサウンドをバックに、この世界を愛するために命を燃やす決意を歌う。ポップな曲調とはギャップのある詞世界に耳を奪われる。
06Flower Song
日本テレビ系ドラマ『35歳の高校生』の主題歌となった42枚目のシングル。胸に咲く花の息吹を愛しい君に届けたい……悲しみや痛みに負けて下を向きそうな自分を温かく包み、優しく背中を押してくれるミディアム・アップのナンバーだ。
07No Limit
MAKIDAI、AKIRAらメンバーが出演した「コカ・コーラ ゼロ」CMソングとなった43枚目のシングルは、シンセのリフを中心に隙間を多めに作ったサウンドを構築したダンス・ナンバー。自分自身の限界に挑んでいく大切さを説いた歌詞が胸に響く。
08PERFORMER'S PRIDE
T.Kuraのプロデュースによる8分弱にもおよぶインストゥルメンタル。アルバムのなかではインタールード的な役割を果たしているが、攻撃的なトラックはやはりパフォーマーのためのもの。ニューヨークで撮影されたMVも話題を呼んだ。
09NEW HORIZON
ギターをフィーチャーしたスケールの大きなサウンドで突き進むアップ・テンポのダンス・チューン。“新たな地平線”を意味するタイトルのとおり、愛と夢を持ってまだ見ぬ次の世界へと挑め、という力強いメッセージが印象的だ。
10Craving In My Soul
失敗はオプションには含まれていない……どこまでも限界を破って突き進む彼らのメンタリティをそのまま歌にしたようなアッパー・チューン。効果音を多用したサウンドがユニークで、咆哮のようにも聴こえる“Yeah oh yeah”のコーラスが心を奮わせる。
11情熱の花
フラメンコ・ギタリスト、沖仁が作曲を手がけた45枚目のシングル。もちろん沖自身のギターをフィーチャーしたフラメンコ・テイストのナンバーながら、哀愁あふれるメロディには歌謡曲的な成分も。叶わぬ恋を描いた切ない物語がよく似合う。
12DANCE INTO FANTASY
“1,2,3,4! 1,2,3!”というカウントで幕を開けるアッパーなパーティ・チューン。シンセベース風のサウンドで支える太いボトムは明らかにクラブ仕様。パーティでのキケンでセクシーな恋愛模様をワイルドに歌い上げる。
13Believe in Yourself
ホーンを配したファンキーかつスタイリッシュなAOR風サウンドが新鮮なポップ・チューン。焦らず気負わず、自分を信じて前へ進めと歌うメッセージ・ソングで、落ち着いたバンド・アレンジだけにヴォーカルワークの巧みさが映える。
14悲しみの果てに…
悲しみの果てには孤独しかないと思っていた……大切な人への感謝を綴りながら、一緒に過ごす未来を見据える感動的なミディアム・バラード。ピアノとシンプルなリズム・トラックを中心に、柔らかなアンサンブルを構築したサウンドが胸に染みる。