ミニ・レビュー
ダイナミズムと優しさが心地良く同居した“声”の魅力を再認識。レージネヴァは、すでに欧州各地で名声を確立、デッカ専属(2011年契約)となっての初録音アルバム(2012年収録)。新鮮な歌声、共演のイル・ジャルディーノも何時になく(!)綿密な音運びで立体的なサポートを聴かせる。★
ガイドコメント
89年生まれで注目を集めるロシアのソプラノの一人、レージネヴァ(レズネワ)によるデッカからのソロ・デビュー盤。声の美しさ、優れたテクニックに加え、深みのある表現力が絶賛されている逸材だ。
収録曲
01いと公正なる怒りの激しさに RV626 (ヴィヴァルディ)
02苦難の中で地が荒れ狂おうとも HMV240 (ヘンデル)
03天で明るい星々が輝き (ニコラ・ポルポラ)
04エクスルターテ・ユビラーテ K.165 (モーツァルト)
演奏
ユリア・レージネヴァ(S) ジョヴァンニ・アントニーニ指揮 イル・ジャルディーノ・アルモニコ