ミニ・レビュー
キース・ジャレットの70歳記念盤。彼がクラシック作品を録音していた80年代の演奏会ライヴで、20世紀に米国で誕生したピアノ協奏曲に高い関心を寄せていたことを示す貴重な音源である。楽曲に潜むジャズの影響を鮮やかな手つきで炙り出し、キースならではの“解答”を導き出している。
ガイドコメント
キース・ジャレットの70歳記念としてジャズ作と2作同時発表となる協奏曲アルバム。バーバーは84年ミュンヘンでのライヴ、バルトークは86年東京での日本フィルとのライヴ録音。ラストには東京公演のアンコールで演奏された即興演奏も収録。
収録曲
01ピアノ協奏曲op.38 (バーバー)
02ピアノ協奏曲第3番Sz.119 (バルトーク)
03ナッシング・バット・ア・ドリーム (キース・ジャレット)
演奏
キース・ジャレット(P) (1)デニス・ラッセル・デイヴィス指揮 ザールブリュッケン放送交響楽団 (2)秋山和慶指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団