ミニ・レビュー
クレーメルの20年ぶりの再録音。2006年、ザルツブルク音楽祭でのライヴである。アーノンクールとのクセ者どうしの旧録音も刺激的で面白かったが、こちらはそれをベースとしながらも、そこかしこに新たな読みや挑発をつけ加え、さらに聴き手を楽しく翻弄してくれる。快楽満載。★
ガイドコメント
クレーメルにとって20数年ぶり、2度目のモーツァルトとなるヴァイオリン協奏曲全集。カデンツァはすべてクレーメルのために書かれたものを披露。クレメラータ・バルティカとの共演による、ザルツブルクでの演奏だ。
収録曲
モーツァルト:
[Disc 1]
01ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.207
02ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K.211
03ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
[Disc 2]
01ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調「軍隊」K.218
02ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」K.219
演奏
ギドン・クレーメル(VN) クレメラータ・バルティカ