ミニ・レビュー
ユンディ・リのルバートは感情の起伏によって揺らぐのではなく、フレーズとフレーズの間に潜む余韻を表現する。曲間にさえ余韻が潜む。ただ美しい、あるいは爽快なだけのショパンとは次元が違う。思い切ってテンポを揺らし、ピアニッシモに深々とした想いを込める。タッチはあくまでクリーンで響きも美しい。
ガイドコメント
ショパン国際ピアノ・コンクールでの優勝から15年を迎える2015年、今度は史上最年少で審査員を務めるユンディ・リがショパンのプレリュード全集を録音した。繊細で詩情あふれるロマンティックな表現は、まさにユンディの真骨頂と言えるだろう。