ミニ・レビュー
どこをどうすれば、このような組み合わせが実現できるのか! 三人のソリストに対峙せず、オケも一緒にソリストとして音楽づくりに加わっているかのような、アントニーニ率いるバーゼル管も自然体で溶け込んでいる。ベートーヴェンそっちのけ(?)然としたこの一体感は何なのだろう。録音洒脱!★
ガイドコメント
ジュリアーノ・カルミニョーラ、ソル・ガベッタ、デヤン・ラツィックという豪華ソリスト陣が集結し、ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管と録音したベートーヴェンの三重協奏曲と序曲3曲。刺激的な組み合わせによる、技巧とセンスが光る演奏だ。
収録曲
ベートーヴェン:
01「プロメテウスの創造物」op.43〜序曲
02ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重協奏曲ハ長調op.56
03「エグモント」op.84〜序曲
04「コリオラン」序曲op.62
演奏
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮 バーゼル室内管弦楽団 (2)ジュリアーノ・カルミニョーラ(VN) ソル・ガベッタ(VC) デヤン・ラツィック(P)