ミニ・レビュー
オーマンディの全盛期を物語る1960年代の録音。ゴージャスな鳴りの良い響きと流麗な音楽の裁き方など、楽しませることにかけては屈指のオーマンディ・スタイルが満喫できる。抜粋や組曲がほとんどだが、人気バレエ作品のつまみ食い的贅沢さがあり、愛好家から入門者まで広くお勧めできる質量ともに満足のアルバムだ。
ガイドコメント
オーマンディの十八番。オーマンディのエンタテインメント性、ドラマ構築力、そしてフィラデルフィア管の高度な合奏能力とゴージャスな響き、三拍子も四拍子も揃っている。「ペトルーシュカ」組曲など珍しい曲も入っている。
収録曲
[Disc 1]
01バレエ音楽「パリの喜び」 (抜粋) (オッフェンバック/ロザンタール編)
02バレエ音楽「レ・シルフィード」 (ショパン/ダグラス編)
03バレエ音楽「ジゼル」組曲 (アダン)
04バレエ音楽「スケートをする人々」組曲 (マイアベーア/ランバート編)
[Disc 2]
01バレエ音楽「風変わりな店」 (ロッシーニ/レスピーギ編)
02バレエ音楽「シルヴィア」組曲 (ドリーブ)
03バレエ音楽「コッペリア」組曲 (ドリーブ)
04バレエ音楽「ペトルーシュカ」組曲 (1911年版より) (ストラヴィンスキー)
演奏
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
録音
[1] (1)63.1 [1] (2) [2] (2)(3)63.3 [1] (3)(4)68.3 [2] (1