ミニ・レビュー
快進撃を続ける若手バンドのメジャー4枚目のシングル。一筋縄でいかないクセの強さとイノセンスを併せ持つ「オトナチック」と、みずみずしいピアノの音色とパワフルに突っ走るドラムを両輪に火の点きそうなグルーヴを生み出す「無垢な季節」の両A面。バンドの勢いを感じさせる。
ガイドコメント
2015年10月14日リリースの4thシングルは、「オトナチック」「無垢な季節」を収録した両A面。〈FUJI ROCK FESTIVAL’15〉に出演を果たすなど、バンドとしてのさらなる成長を感じさせる内容になっている。
収録曲
01オトナチック
ピアノとギターの複雑なアンサンブルやタイトなリズム、さらに言葉を詰め込んだ早口なヴォーカルなど、“ゲス乙女”ならではの要素が詰め込まれたナンバー。大人になることへの不満や疑問を歌いつつ、“前を向いて”など希望を感じさせる言葉に胸が響く。
02無垢な季節
「無垢」を受けてスタートする高速チューン。ピアノを軸にした夏の終わりを感じさせる切なめのサウンドと、その季節を走り抜けるような圧倒的なスピード感が印象的。花屋に並ぶユリの花をきっかけに、フラッシュバックする二人の記憶が悲しげに響く。
03O.I.A
04灰になるまで