ミニ・レビュー
メジューエワのモーツァルトは優しい。1音1音をていねいに、しかも生き生きと弾ませながら紡ぎ出していく。モーツァルトの様式や時代性、さらには当時の楽器の特性などをイメージしながら、そこに彼女らしい抒情性を投影させる。過度な表現や自己主張は控えめなのに、自然と音楽の愉しさが滲み出してくる。
収録曲
モーツァルト:
[Disc 1]
01ピアノ・ソナタ第8 (9)番ニ長調K.311 (284c)
02幻想曲ハ短調K.475
03ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
04ピアノ・ソナタ第16 (15)番ハ長調K.545
[Disc 2]
01ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330 (300h)
02幻想曲ハ短調K.396 (385f)
03ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332 (300k)
04ピアノ・ソナタ第17 (16)番変ロ長調K.570
録音
[1] [2] (4)2015.7 [2] (1)〜(3)2014.12