ミニ・レビュー
モーツァルト時代のピアノフォルテ。アントン・ワルターの復元楽器と、浜松市楽器博物館所蔵の歴史的楽器を小倉貴久子が弾き、これに若松夏美をはじめとする日本を代表する名手たちが加わる。18世紀の室内楽の音色感や音量バランスが、いかに現代ピアノと違っていたかが分かるだろう。音楽ファン必聴のアルバム。
収録曲
[Disc 1]
モーツァルト:
01クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ イ長調K.526
02クラヴィーアソナタ ニ長調K.576
03クラヴィーアとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための四重奏曲ト短調K.478
[Disc 2]
フンメル:
01クラヴィーアソナタ ヘ短調op.20
02ヴァイオリンとクラヴィーアのためのソナタ ニ長調op.50
03フルートとオーボエ、ホルン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、クラヴィーアのための「大七重奏曲」ニ短調op.74
演奏
小倉貴久子(HF) 若松夏美(VN,VA) 森田芳子(VA) 武澤秀平(VC) 小室昌広(CB) 菊池かなえ(FL) 三宮正満(OB) 塚田聡(HR)