ミニ・レビュー
父と息子二人がクラリネット奏者。しかも父と長男はウィーン・フィルの、そして次男もベルリン・フィルの首席奏者というオッテンザマー一家のアルバム。もはや家族だから息が合うというようなことを越えて、ここには優れた3人の演奏家によるきわめて自発的で闊達な演奏が聴かれる。
ガイドコメント
ウィーン・フィルの首席クラリネット奏者エルンスト・オッテンザマーと、彼の二人の息子、ダニエル(ウィーン・フィル首席)とアンドレアス(ベルリン・フィル首席)によるアンサンブル、ザ・クラリノッツのアルバム。親密さに満ちた音楽を聴かせてくれる。
収録曲
01コンツェルトシュテュック第1番 (クラリネット、バセットホルンと管弦楽のための)op.113 (メンデルスゾーン)
02歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K.588〜三重唱 風は穏やかに (モーツァルト)
03ヴェルディの歌劇「リゴレット」の主題による幻想曲 (F.&K.ドップラー)
04踊り (ロッシーニ)
05イル・コンヴェーニョ (出会い)op.76 (ポンキエッリ)
06小四重奏曲〜第2楽章 カンティレーナ (フランセ)
07シネマ1 (コレニー)
08カーニヴァルの朝 (ボンファ)
09チェイス (トゥルアン)
演奏
ザ・クラリノッツ(ダニエル・オッテンザマー((1)〜(5)(7)〜(9)CL,(6)バセットホルン) アンドレアス・オッテンザマー((1)バセットホルン,(2)〜(8)CL) エルンスト・オッテンザマー((2)〜(4)バセットホルン,(6)〜(8)BS・CL,(8)CL)) (1)〜(5)(7)ウィーン・ヴィルトゥオーゼン (7)クリストフ・トラクスラー,(8)フランティシェク・ヤーノシュカ(P)