ミニ・レビュー
2016年作『ザ・カタストロフィスト』も好調なトータスが過去音源のリマスター。彼らにとって3作目であり1990年代のポスト・ロックの重要作。全体のグルーヴよりも個々のサウンドをレイヤーし綿密にアレンジされたアンサンブルは、テクノやドラムンベースにも接近するサウンド。今聴いても色褪せない作品だ。
ガイドコメント
シカゴのインスト・ロック・バンド、トータスが98年に発表した3rdアルバム。プロ・トゥールズを使用したハードディスク・レコーディングの先駆的作品でもあり、緻密にして流麗、繊細なインスト演奏が味わえる傑作だ。
収録曲
01TNT
02SWUNG FROM THE GUTTERS
03TEN - DAY INTERVAL
04I SET MY FACE TO THE HILLSIDE
05THE EQUATOR
06A SIMPLE WAY TO GO FASTER THAN LIGHT THAT DOES NOT WORK
07ザ・サペンション・ブリッジ・アット・イグアス・フォールズ
08FOUR - DAY INTERVAL
09IN SARAH, MENCKEN, CHRIST, AND BEETHOVEN THERE WERE WOMEN AND MEN
10ALMOST ALWAYS IS NEARLY ENOUGH
11JETTY
12EVERGLADE
13TNT