ミニ・レビュー
4人それぞれが作詞作曲を担当した4曲入り。期せずしてか4曲ともアップ・テンポなナンバーで、それゆえ個性が浮き出ている。中でも自他ともに認めるアニメ・ファンであるHISASHIによる、まんまアニソン路線な「彼女はゾンビ」はGLAYの新機軸(?)か。この路線良いですよ。
ガイドコメント
2016年1月27日リリースの53枚目となるシングル。北海道新幹線開業イメージ・ソング「Supernova Express 2016」をはじめ、メンバー全員が書き下ろした楽曲が収録される“G4”シリーズの第4弾。
収録曲
01彼女はゾンビ
HISASHIが作詞曲を担当、宮上元克(THE MAD CAPSULE MARKETS)がドラムで参加したキラー・チューン。なにかのたとえのようなタイトルだが、歌詞はストレートにゾンビの彼女を歌っている。変拍子を挟みながらも推進力は高め。
02Scoop
JIROが作曲を担当、TAKUROが作詞を手がけたロック・チューン。クハラカズユキ(The Birthday)ならではのスピード感満点のビートにリフを乗せてすべてを解決、ほっといてくれと繰り返すサビとともにパンクな姿勢が魅力的。
03Supernova Express 2016
北海道新幹線の開業を記念したイメージ・ソングはTAKUROの手によるもので、“北の町”や“車窓”といったフレーズを織り交ぜた爽快なロック・チューン。“列車繋がり”か「木綿のハンカチーフ」を思わせるワンフレーズにもニヤリ。
04空が青空であるために
オリエンタルな魅力を持った伸びやかなメロディ、そして疾走のあるバンド・サウンドが一体となって押し寄せるアップ・テンポのナンバー。TVアニメ『ダイヤのA』オープニング・テーマで、タイトルよろしく夏のグラウンドをイメージさせる青春ソングだ。