高崎晃（LOUDNESS）がギターで参加したソロとしての5thシングル。シンセイも交えたややスペイシーなサウンドとともに、“全てはスタイル飛び方次第”と韻を踏みながら、手に入れるべき未来に向かって羽ばたいていく強さを教えてくれる。

かの有名なベートーヴェンを思わせるタイトルから、意表を突くようなスタジアム・ロック・テイストで幕を開けるナンバー。拳を突き上げ歌いたくなるようなコーラスを配しつつ、サウンドの強弱を巧みにつけながらセクシーな歌声を響かせる。

アコースティック・ギターのアルペジオを中心に、アメリカの荒野を思わせるような儚げなサウンドスケープを描き出したミディアム・ナンバー。誰かを愛すために“さらば強くあれ”と叩きつける言葉は、メインテーマ曲となったゲーム『龍が如く 極』の世界にピッタリ。

一時の安らぎに身を任せてどこまでも溺れてしまえば……水の流れを時間の経過に重ね、明日を手繰り寄せるには今を重ねていくしかないんだと歌い上げるスケールの大きなバラード。決して大声でシャウトするわけではないが、静かで熱いサウンドとともに胸に染みこんでいく。