ミニ・レビュー
ポーランドで活躍している宮本ミサのデビュー・アルバム。それにしても珍しい選曲だ。特にショパンの協奏曲からのソロ版とそれに続く「レント」、めったに聴けない。全体に静かでスローな曲が並び、その演奏は豊かなニュアンスに満ちている。音の密集したラフマニノフのエレガントさがなかなかいい。
収録曲
01ピアノ協奏曲第1番ホ短調〜第2楽章 ロマンス (ショパン/M.バラキレフ編)
02ピアノ協奏曲第2番ヘ短調〜第2楽章 ラルゲット (ショパン/E.ワイルド編)
03レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ嬰ハ短調WN.37 (エキエル版) (ショパン)
04マズルカ ヘ短調op.68-4 (遺作) (ショパン)
05前奏曲第15番変ニ長調op.28-15「雨だれ」 (ショパン)
06コンソレーション第3番変ニ長調S.172-3 (リスト)
07楽興の時op.16 (ラフマニノフ)