ミニ・レビュー
インデアミューレのオーボエの音色は鮮やかで温かい。しかも、この演奏には後の時代に手を加えられた楽譜を見直し、バッハの素顔に迫ろうとする覇気が感じられる。パルティータはフルート・ソロで演奏されることが多いが、オーボエで聴くとはるかに表情が多彩で、突き抜けるような高音の魅力にゾクゾクしてしまう。
収録曲
J.S.バッハ:
01オーボエ協奏曲ト短調BWV1056 (復元版)
02オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1060 (復元版)
03オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調BWV1055 (復元版)
04無伴奏オーボエのためのパルティータ イ短調BWV1013
演奏
トーマス・インデアミューレ((1)(2)(4)OB,(3)オーボエ・ダモーレ) (1)〜(3)イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ (2)パオロ・フランチェスキーニ(VN) (3)クラウディオ・ブリツィ(HC)
録音
(1)(2)2009.1 (3)2009.2 (4)2015.5