ミニ・レビュー
バレンボイム、ズーカーマン、デュ・プレによるトリオ。1969年、70年の録音というから、全員がまだ20歳代。非常に勢いがあり、若さが弾けるような情熱的な演奏を繰り広げている(「幽霊」の第1楽章冒頭など爆発的といえそう)。この演奏でもデュ・プレが強烈な個性で印象に残る。
ガイドコメント
バレンボイム、ズーカーマン、デュ・プレによるベートーヴェンのピアノ三重奏曲第5番「幽霊」・第6番(1969・70年録音)。当時20代だった3人による若々しいパッションと、すでに大家の風格ともいうべきスケールの大きさを感じさせる名演。
収録曲
ベートーヴェン:
01ピアノ三重奏曲第5番ニ長調op.70-1「幽霊」
02ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調op.70-2
03アレグレット変ホ長調Hess48
演奏
ダニエル・バレンボイム(P) ピンカス・ズーカーマン(VN) ジャクリーヌ・デュ・プレ(VC)