4thアルバム『GOGO DEMPA』のオープニングに配された、浅野尚志作編曲のインストゥルメンタル。ブラスやワウギターを中心としたファンク・チューンながら、やはりそこはでんぱ。和風な味付けがたっぷりと施されている。

名作映画をモチーフにしたタイトルが目を引く、作詞・前山田健一×作曲・Tom-H@ckという組み合わせによる超高速チューン。転がるピアノのリフを中心としたドタバタなサウンドを、前山田ならではの言葉遊びたっぷりのフレーズがさらに加速させている。

浅野尚志制作の配信シングルは、華やかなブラスをフィーチャーし、ファンク風の味付けも施されたカラフルなポップ・チューン。新たなスタートを前に高らかにファンファーレを響かせる、でんぱ流応援ソングだ。

ジェーン・スーが作詞を手がけた、でんぱ流EDMチューン。煌びやかなシンセやピアノを取り入れたクールかつ太いダンス・トラックをバックに、ボカロっぽいパートやラップなどさまざまなアプローチを魅せる各メンバーのヴォーカルも新鮮。

作詞・畑亜貴×作編曲・玉屋2060％というコンビが手がけた配信シングル。カントリーのテイストを色濃く反映しながら高BPM化した、軽やかかつ楽しげなナンバー。ギリギリまで言葉を詰め込んだ歌詞も楽しく、新生活への期待を抱かせる。

たむらぱんこと田村歩美が手がけたポップ・チューン。彼女たちのホームである秋葉原をモチーフに、夢に向かってひたむきに活動してきた日々を描く。のどかで楽しげなサウンド＆メロディが中心ながら、“あの頃が今をくれたんだ”など感動的なフレーズが映える。

13枚目のシングルは、北川悠仁×前山田健一×Tom-H@ckという豪華で三者三様な制作陣による、タイトルどおりのサマー・チューン。思わずタオルを振り回したくサウンドをバックに夏を歌うが、歌詞にメンバーの名前が隠された遊び心にニヤリ。

“ホーンテッド・マンション”的な、魑魅魍魎たちの騒ぎ声から幕を開ける配信シングル。フラれても諦めることなく片想いを続ける姿をゾンビにたとえたストーリーがユニークなナンバーで、ホラーを基調にバンジョーの音色などを加えた突飛なサウンドスケープも“らしい”。

思いっきり大人っぽいスタンダードなジャズ・アレンジに驚かされるナンバー。でんぱらしい合いの手などもほとんどなく、ストレートかつ色っぽいヴォーカルが耳を引く。“こんなスウィングもたまにはいいでしょ？”のフレーズはファン心理直撃。

スタイリッシュなギターのカッティングをベースにした、シティ・ポップ的なアプローチが心地よいポップ・チューン。スポークンワーズっぽい手法のヴォーカルが印象的で、板についてしまった“諦めモード”を取っ払い、前に進んでいくんだと背中を軽やかに押す。

浅野尚志が制作した配信シングル。タイトルどおりのクリスマス・ソングで、ビッグバンドっぽいスウィンギーなアレンジを軸にキラキラとしたサウンドを展開。“食わず嫌い”だった聖夜に想いを伝える甘いラヴストーリーに胸が高鳴る。

NOBEが作詞を手がけたアッパーかつガーリーなポップ・ロック・チューン。タイトルの一部がカタカナなのは、池田模範堂「ポケムヒS」のイメージキャラとして発表された楽曲ゆえ。恋に落ち、チクリと走る胸の痛みをキュートに歌い上げる。

編曲を釣俊輔が手がけたバラード。文集に書いた将来と今が違っても、大丈夫だと胸を張れますように。現実の波に揉まれながら必死に生きていく姿を、優しく肯定してくれる言葉の数々が胸に沁みる。転調していくサビもドラマティック。

美しいギターのアルペジオで幕を開けるギター・ロック・チューン。クリーンなギターなどを中心にしたバンド・サウンドはどこかセンチメンタルな気持ちにさせるが、歌われているのは未来へ向けた希望の光。王道的なアイドル・ポップだ。

漫画家である浅野いにおが作詞、ギター演奏も担当した14thシングル。ファンタジーと日常が入り混じったような映画的な歌詞とギターを中心としたバンド・サウンドで迫るミディアム・アップで、ラストの大サビでの高揚感は抜群。