ミニ・レビュー
ヴォーチェス8はウェストミンスター寺院聖歌隊の出身者によるグループ。彼らのレパートリーは中世やルネサンス音楽だけではない。このアルバムでも、タリスからタヴナーやオラ・イェイロなど400年にわたって人の“声”が創り出した音楽を響かせる。アレグリの「ミゼレーレ」のハイ・トーンに心が震える。
ガイドコメント
イギリスを中心に活躍しているア・カペラ・グループ、ヴォーチェス8のデッカからの第2弾。エルガーの「ニムロッド」に歌詞をつけた「永遠の光」をはじめ、“LUX(光)”を想起させるルネサンスから現代までの曲を集めている。
収録曲
01慈しみと愛のあるところ (イェイロ)
02おお光より生まれし光よ (タリス)
03永遠の光 (ニムロッド) (エルガー)
04ティアドロップ
05「神殿の幕」〜生神童貞女の嘆き (タヴナー)
06ミゼレーレ (アレグリ)
07星 (エセンヴァルズ)
08アヴェ・マリア1 (デュブラ)
09守護天使への祈り (ホウズ)
10「晩祷」〜生神童貞女や喜べよ (ラフマニノフ)
11「永遠の光」〜おお光より生まれし光よ (ローリゼン)
12ザ・ラッキエスト (フォールズ)
13世の成らぬさきに (作者不詳)
14主は来たれり (トッド)
15慈しみと愛のあるところ (ミーラー)
演奏
ヴォーチェス8 (2)(13)クリスティアン・フォーショウ(SAX) (9)マシュー・シャープ(VC)