ミニ・レビュー
ヴァイオリンは自分の声、という意味も込められたタイトル通り、すべての楽曲が自分の言葉になったかのよう。丁寧に音を紡ぎながら大きな音楽を作り上げ、それらをすべて自然に運んでしまう手腕も見事。こんなに豊かな音楽性を持つヴァイオリニストが“身近”にいることを感謝したい。★
収録曲
01「タイス」の瞑想曲 (マスネ)
02前奏曲とアレグロ (クライスラー)
03序奏とロンド・カプリチオーソop.28 (サン=サーンス)
04スペイン舞曲第1番 (ファリャ/クライスラー編)
05ラ・カンパネッラ (パガニーニ/クライスラー編)
06ソナタ ホ短調K.304〜第2楽章 (モーツァルト)
07ヴァイオリン・ソナタ イ長調op.1-3〜第1楽章&第2楽章 (ヘンデル)
08G線上のアリア (J.S.バッハ/福田進一編)
09首の差で (ガルデル/加藤昌則編)
10ナイトクラブ 1960 (ピアソラ)
11ツィガーヌ (ラヴェル)
演奏
川田知子(VN) (1)(2)(5)田中麻紀,(3)(4)(11)松本望,(6)小林道夫(P) (7)中野振一郎(HC) (8)〜(10)福田進一(G)